両建てのメリットとデメリット&裏ワザ

FXには、両建てと呼ばれる売買手法があります。
両建てとは、同じ通貨ペアでロングとショート、両方のポジションを同時に持つことを言います。

例えば、次のようなケースです。
1ドル=80円の時にロングポジションを建てたが、1ドル=79円まで下落して含み損が出てしまった。これ以上損失が出るのが怖いので、ロングポジションは保有したまま1ドル=79円でショートポジションを建てた。

この場合、1ドル=80円のロングポジションと79円のショートポジションを両建てしている訳ですが、両建てしている間は、損失を一定額で固定していることになります。このケースにおいて、10,000通貨で取引していれば、損失は10,000円で固定されます。

両建てのメリット

このように両建ては、リスクヘッジの効果をもたらすというメリットがあります。更に、うまく利用すれば、損失を限定できるだけでなく、利益を得ることもできます。

例えば先のケースで、1ドル=79円のショートポジションを建てたあと1ドル=78円まで下落したので、ショートポジションを利確し10,000円の利益を得たとします。この時点で、1ドル=80円のロングポジションは20,000円の含み損を出していることになりますが、その後反転上昇し1ドル=80円の建値まで値を戻したとすると、ここでロングポジションを決済すれば、最終的には20,000円の利益を得ることになります。

両建てのデメリット

上手く決済すれば、両建てには大きなメリットがあるのですが、デメリットも多く存在します。

  • ロングとショート両方のポジションのスプレッドを負担しなければならない
  • プラスとマイナス両方のスワップが発生するので、スワップポイントを得られない
  • 両ポジションの証拠金が必要なため、資金不足に陥る危険性がある

両建てには、これだけのデメリットがあり、両建て自体を禁止しているFX会社も多く存在します。

初心者は両建てを避けるべき

損切りをしたくないがために両建てに走ってしまう初心者も多いのですが、初心者ほど両建てを避けるべきです。

確かに両建てから利益を得られる可能性もありますが、両建てを解除するタイミングは非常に難しく、結局、損切りを先送りにしただけという結果に終わってしまうことが多いです。

また、損失を限定できていると言っても含み損を抱えている状況は精神衛生上良い訳がありません。いつ両建てのポジションを決済しようかと常に悩み、毎日ストレスを抱えてトレードするより、早めに損切りをして逆のポジションを建てる方が得策です。そうすれば、証拠金も少なくて済みますので、投資資金が足りずにチャンスを逃すといったこともありません。

しっかりとした戦略がないのであれば、両建てはしてはいけません。セオリー通り、両建ては禁じ手と考えましょう。

両建てを使った裏ワザ

最後に両建てを利用したFXの裏ワザをご紹介します。
裏ワザと呼べるほどのものではないかもしれませんが、上手く利用すればコツコツと利益を積み上げられる方法です。

先述したように、両建てはスワップポイントが得られないというデメリットがありますが、これはロングポジションとショートポジションの両方を同じFX会社で建てた場合です。

この場合は、プラスのスワップとマイナスのスワップが同額であれば、手元に残るスワップポイントは±0ということになります。また、多くFX会社の場合、マイナスのスワップポイントの方が大きく設定されているため、マイナスのスワップポイントが発生してしまうこともあります。

しかし、スワップポイントはFX会社によって異なりますので、これを利用します。
プラスのスワップポイントがマイナスのスワップポイントを上回るFX会社の組み合わせで両建てをすることで、為替差損を発生させずにプラスのスワップポイントを得られることになります。

例えば、FX会社Aでは、豪ドル/円のロングポジションで80円のプラススワップが発生するとします。そしてFX会社Bでは、豪ドル/円をショートすれば78円のマイナススワップが発生するとします。
このケースにおいて、FX会社Aでロング、FX会社Bでショートという両建てをすれば、その差額2円分のスワップポイントは為替差損の心配なしにノーリスクで得られることになります。

ただし、スワップポイントは日々変動しますので、いつまでもFX会社AのプラススワップがFX会社Bのマイナススワップを上回るという関係性が続くとは限りません。エントリー時点では、この関係性が成立しているかもしれませんが、いつの間にか逆転しているかもしれません。

このようなリスクを考えると、この方法も決して強くおすすめできる方法とは言えませんね…

初心者におすすめのFX口座

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