移動平均線は、SMAではなくEMAを使う

移動平均線と言えば、テクニカル分析に用いられる基本的なツールのひとつですが、FXでは、よくEMAという移動平均線が用いられます。一体このEMAとは何のことで、どのような特徴があるのでしょうか。

移動平均線にも種類がある

移動平均線の中にも、実はいろいろな種類があり、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 単純移動平均線(SMA)
  • 指数移動平均線(EMA)
  • 加重移動平均船(WMA)

FXでよく取り上げられるのがSMAとEMAです。

SMAとは、単純移動平均線のことで、指定した期間の平均値を結んでできた線です。例えば、10日間のSMAであれば、過去10日間の為替レートの合計を10で割ることで算出された平均値を結んでいくことで作り上げられた線となります。

これに対してEMAはちょっと違います。EMAは直近の為替レートの方が重要であろうという考え方に基づいて算出されます。つまり、古い為替レートよりも新しい為替レートの方が移動平均線の動きに強い影響を与えるようになっています。10日間のEMAであれば、10日前の為替レートよりも前日の為替レートの方を重視して移動平均線が描かれるということです。

SMAの欠点を改善したEMA

直近の為替レートの方を重要視するというEMAの考え方は、もっともで、現在の相場の状況、勢い、トレンドといったものをより強く反映させた移動平均線がEMAだと言えます。

SMAでは、指定した期間の為替レートは、それぞれ同一の価値だという前提で算出されたものですが、実際のところ、そうではないということは簡単に理解できると思います。10日前の為替レートより前日の為替レートが重要だということは、初心者の方でも直感的に分かるのではないでしょうか。

期間内の為替レートを同一の価値と考えてしまう点が、SMAの欠点であり、その欠点を改善したものが、EMAということになります。

SMAとEMAの動き方の違い

以下のチャートは、SMAとEMAを同時に表示したものです。ちなみにどちらも30日間の移動平均線を用いています。

SMAとEMA

どちらがSMAで、どちらがEMAかお分かりになるでしょうか。

EMAの動きは、直近の為替レートが強い影響を与えますので、SMAより敏感に動くはずです。このチャートでは、赤い移動平均線の方がローソク足に敏感に反応しているのが分かりますね。つまり、青がSMA、赤がEMAとなります。SMAとEMAでは、これだけ動き方に差が出てしまうのです。

このようにEMAはローソク足の動きをより敏感に察知し描かれます。これがEMAのメリットで、FXに多く用いられる理由です。相場のトレンドが変わった場合に、その反応を早く示してくれるのは、どう見てもSMAよりEMAですね。テクニカル分析に移動平均線を用いる際には、SMAよりもトレンドの転換点をいち早く知らせてくれるEMAを用いるようにしましょう。

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